vol.51~54
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どうぶつネットにゅーす 2005.04.22日号 vol.54
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=^.^= どうぶつネットにゅーす 2005.04.22日号 vol.54
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■□■□ 続:報道などから、法の適切な実行についてひとこと。■□■□■
動物実験に関する法令が、またまた動物実験に直接関係のある人々によって作られようとしています。
我が国に、動物が命あるとする動物基本法のない中で、このような混乱の歴史が続きます。そして、動物には命があるなどという考えが追いやられてしまいます。
実業の社会の権益が、動物の命という「尊さ」を超えて国中に氾濫している生々しい現実をさまざまな報道からも推しはかれます。
※動物関係のマスコミ報道は ↓ からリンク
http://awn.adzoo.jp/animals_law/
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■英国スコットランドで。目の不自由な飼い主が盲導犬と繁華街を散歩中、突然犬の頭に噛み付き、しつこく蹴る。動物虐待と治安びん乱容疑で逮捕。
◇英国は動物保護団体の活動が盛ん。動物実験会社の閉鎖を目指して抗議行動を続けた先鋭化した団体は、同社と取引のある在英日系企業の事務所などに近づかないよう、英高等法院から命じられた。
◇先鋭化したとされる団体の行動は例外としても、動物愛護精神が高い英国民は今回の事件に大きなショック。
◇日本国内で活躍している盲導犬は昨年3月末現在で948頭。盲導犬はドラマ、映画、本になり感動を呼んでいる。(サンケイスポーツ/2005.2.26)
●そこで法の適切な実行についての現実・・・
日本では、映画・ドラマ・本などに出演する盲導犬に「鑑札・済票」の装着されていることがほぼありません。
動物を人の役に立ち、人のために働かせる目的で実業の社会に供することを語るそのもっともっと以前の、単純明解な「鑑札・済票」の装着という人の役割を人々が果たしていないのです。
例えばナンバープレートの付いていない車輌を、ドラマに使うでしょうか?
犬をおもしろおかしく出演させるテレビコマーシャルの出演犬に、「鑑札・済票」の装着されていることも、ほとんどありません。
最近は飼い主の責任や適性飼養が叫ばれています。社会への貢献を担う実業の世界では、動物に対する責任を負わなくてもいいのでしょうか?
■┃止┃め┃よ┃う┃税┃の┃無┃駄┃づ┃か┃い┃
■ http://awn.adzoo.jp/awn/pf/hocard.html
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■テレビなどで人気が上がり、実業の社会に供される、高い値の付く人気犬種が多数公道に遺棄された。(福岡/2005.04.)
テレビ報道によると、遺失物法により、6ヶ月以内に所有権者が現れないとき、これらの遺棄犯罪該当の犬も、譲渡を求める者の所有物になるとされ、譲渡希望者に引き取られたらしい。
●そこで法の適切な実行についての疑問も・・・
◇この犯罪で、動物遺棄犯人の捜査は行われてたのでしょうか?
◇遺失物法が施行された古い時代から、拾得物として届けられ、6ヶ月の長きに渡り保管された犬は、果たしていたのでしょうか?
◇古い時代の狂犬病予防法による致死処分設備の乱用を控え、新しい動物愛護管理法に従って、行政に引き取られた動物に、生存の機会を与える実行措置が行われていないのではありませんか?
◇犯罪該当の動物や拾得動物の保護や管理を、法令順守する地域行政が行えるのに、数日で致死処分にしています。
犯罪を執行する警察に、動物を保護管理する設備のないことも原因のようです。行政の間で緊密に連携を取り合うと、犯罪が解決するまで、その該当動物の保護や管理をセンターでも行える筈なのです。
安易な致死処分に変え、法を適切に執行する目的の引き取り動物の保護や管理の仕組みを行政が整えなくては、動物が命あるとする法の精神もうかばれません。
■米カリフォルニア州ウェスト・ハリウッド市長。ペットの整形手術を「動物の苦痛を伴う」として禁止する条例案を発表。同市では犬の声帯除去と、猫のつめの除去手術が禁札されている。市長は「人間は自分で決定できるが、ペットは自分で整形手術の是非を判断できない」という共同通信社ニュースをうけて///・・
●・・///◆○○県○○知事。古い歴史の中で動物実験のなかった時代でも、人類は滅びずに歴史を刻み続けた。
従って、動物実験がなくなっても人類の滅ぶことを判断すのは困難。
よって、我が県ではこの先10年間に渡り、いかなる動物実験をも禁止する。・・///というニュースは遅ればせながらのエイプリルフールのイタズラです。
■(サンフランシスコ共同・毎日新聞・サンケイスポーツ・夕刊フジ/2005.2.)
◇サンフランシスコのジェネティック・セービング・アンド・クローン社は、顧客拡大のためクローンネコづくりの値段を大幅値下げ。
◇この事業には生命倫理や動物愛護などの観点から強い批判や、カリフォルニア州ではクローンペットの販売を禁じる法案提出の動きも。
◇しかし、イヌのクローン技術も「完成間近」としている同社のDNAバンクには1000人近くがネコやイヌの細胞を冷凍保存中とも。
●多くのマスコミに取り上げられているものの、人が命に作為する事態に世間の批判も及び腰。
■CNN Japan/2005.2.では・・・
◇「ペットのクローン作成、州議員が禁止法案提出へ」として・・・(但し、記事の要約です。)
◇ペットのクローンを作るジェ社の事業に対し、同州下院のロイド・レヴィーン議員が禁止法案提出の方針。
◇クローン技術の危険性を指摘。同議員は「動物を実験や研究に使う時は規制がある。ペットのクローン作りが野放しにされるのはおかしい。野生化した場合など、自然界に重大な影響を与える恐れも」と説明。
◇ジェ社は商品のクローン猫を約520万円で販売。購入した女性は「元の猫にそっくり」などと喜ぶ。動物愛護団体などは批判も。
◇ジェ社は「法案には科学的な根拠がなく、消費者の利益につながらない。ロイド議員は動物愛護団体に迎合している」などと強く反発。
■動物が人のために働き、人の役に立つとする立場の、因果応報?(朝日新聞/2005.2.より引用)
◇介助犬トレーナー養成塾休校、十数頭行き場なく、ボランティア募る、老犬の余生面倒みて
◇ラブラドルレドリバーなど介助犬を飼育している事業者が、介助犬を繁殖した後の余剰老犬の保護管理引き受けボランティアを探す。事業の経営難のため百数十頭の犬の飼育が困難に。
◇盲導犬の引退後はリタイアウォーカー(退役犬ボランティア)と呼ばれる、動物が命あるものと思い、無償で保護管理を行う人々のやさしさに委ねられている。
◇「処分などまったく考えていないので、時間をかけてじっくりと引き取ってくれる人を待つしかない」と事業主。
●そこで、現実の社会では・・・
◇事業主の余剰商品といわれる動物。言い換えると価値の失せた離脱有体物を、命の続く限りの長い期間に渡り、保ち続けさせるために費やされると思われる人の財産権利への侵害を、動物が命あると思い行う者たちへ、何のためらいもなく、いとも容易に押し付ける求めに、マスコミですら力を貸しているという現実。
◇現行法によると、事業者であっても愛護動物の犬の適正な終生飼養の責務があり、適正な終生飼養のおぼつかない際には、繁殖を制限するなどの責務もあるのです。
■犬の飼い方に起因し、周辺環境の保全を侵す、などの住民侵害苦情の頻繁な事態に付いて・・・(AWN連絡オリジナル情報)
◇事業にも供され、また数十とも噂される犬の飼い主に対して、行政指導などの法による実行や執行が戸惑われています。
◇立ち入って強制的に調査した事例が少なく、所管行政も実行しにくいこと。
◇この犬たちが、事業に用いられているという事実関係の判明していないこと。
◇可罰的違法行為(法による衰弱虐待や登録鑑札、済票の装着などの罰則)の捜査がなぜか、行われないこと。
◇仮に、法令違反が判明した際に、数十頭といわれる犬の飼い主から、所有権をはく奪できるのかどうかの難問。
◇犬の飼い主から、犬の所有権をはく奪できた際の、その後の保護や管理の具体的な方法をどうするのか?
●動物が命あるとする「動物基本法」をつくり出して、さまざまな立場の飼い主や取り扱う者の各種の作為について、厳格な規制や罰則を定めない限り、我が国ではいつまでも、人に助けを求める犬やそのほかの動物はいなくなりません。
●人の助けを求める動物がいるので仕方が無い。そのときには、動物が命あると思い、行う人々に手を貸してほしい、などという長く続いた慣習を、いつまでも続けるのでしょうか?
●人の助けを求める動物を、前もって出さないための工夫を、人々の知恵ではできないものなのでしょうか?
■人畜共通(動物由来)感染症を、地方自治体が積極的に広報・・・
◇実業の社会に、何らかの利益を求められた動物が提供され、明らかに動物由来感染症の恐れが人に及ぶことの判明するとき、価値が失せて余剰と言われてしまう動物の処分すら、肯定されてしまいます。
つまり商品価値の失せた離脱有体物は、処分にも値するという理屈から、その動物の命を末長くまもる目的での予算が付きにくくなります。
◇人畜共通感染症の危険を広く伝えることにより、人の命や人の福祉に関わる予算は付きやすくなります。
◇多くの人々の目を、人を主体とした健康や福祉に関係づけることによって、人畜共通感染症の恐れのある動物の排除の道が拓かれる恐れもあります。
そのような動物を生み出さないための工夫も必要ですが、現実の社会ではそのような動物たちを生み出している実業の世界の動きも活発に続いています。
●そこで、風潮を世間に流布するということについて・・・
◇動物の健康や福祉をまもりかばうためだけのコスト支出は難しい。
◇人の福祉のための予算は計算しやすい。
◇実業の社会の動物ビジネスに起因して、余剰と呼ばれてしまう動物が生まれても、その動物たちをまもりかばうためだけのコストはかけにくい。
◇実業の社会を持ちこたえさせるために、人の福祉に関係付けた予算が付けやすいというたくらみが見えかくれしているのなら、仮に結果的には余剰と呼ばれる動物をまもりかばうことに結びつくとしても、そのような風潮の流布は【本末転倒】と思われ【ザンネンッ♪】
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どうぶつネットにゅーす 2005.02.28日号 vol.53
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■□■□ 続:動物の法の見直しと、法の実行・執行について ■□■□■
【続:マスコミ報道などから、「法の適切な実行」について考える。】
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『もし、悪人がいなかったら、法律などいらない・・・。』という哲学的な教えを、新聞のコラムで見た記憶があります。一方で、日本の法律は性善説に基づく、などともいわれています。
【動物愛護管理法「本法」より抜粋】
(条例による措置)第十四条 都道府県又は指定都市は、動物の健康及び安全を保持するため、必要があると認めるときは、飼養施設を設置して動物取扱業を営む者(動物取扱業を営もうとする者を含む。)に対して、この節に規定する措置に代えて、動物の飼養及び保管に関し、条例で、特別の規制措置を定めることができる。
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法の本来の目的と異なる法の使い方が、長い期間に渡って培われ、普通の事になってしまうのは良い風潮と思えないのです。マスコミ報道などを参考に、無作為に取り上げて連載しています。
法律が、その法律を必要と考える国民にとって、適切に使われているとは思えないことがらを、マスコミ報道などからも知ることができます。
※動物関係のマスコミ報道は ↓ からリンク
http://awn.adzoo.jp/animals_law/
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【先進といわれる海外の、伝統と政治と、人と動物との関係・・・】
◆英下院でキツネ狩りを禁止する法案が可決成立。施行は2005年2月から。
●数十匹の猟犬が獲物を追い詰め、かみ殺すキツネ狩りを【残酷】という人も。
↓一方で・・・
◇猟犬を使ったキツネ狩りを、英国貴族の【伝統的スポーツ】である、とも。
●英労働党は選挙政権公約にキツネ狩り禁止方針を掲げ公約を守る政党に固執。
↓一方で・・・
◇英保守党寄りの狩猟愛好家団体は、欧州人権裁判所に提訴する構え。
↓事態の裏には・・・
●キツネ狩りは英労働党左派、オールドレーバーの【階級闘争】の対象。
●同党ブレア首相を支えるニューレーバーにとっては【動物虐待】の象徴。
●共通の敵と対抗することで、【党の結束を強める意図】も。
↓一方で・・・
◇英国の伝統の消滅に【愛好者】は反発。
◇雇用が失われる農民は【死活問題】と反対。
↓その結果・・・
◇ブレア政権支持基盤は都市の中間層。保守党の支持基盤は田園で暮らす人々も。
「都市対農村」の対立が「都市偏向」となって、国論を二分する論争に。
◇総選挙を心配したブレア首相らは施行延長などの妥協案を。しかし溝は埋まらない。5月に予想される総選挙の争点に再度浮上する可能性も。
そこで・・・
動物愛護先進国といわれる海外でも、「動物は人のために働き、人の役に立つ」などと位置付ける立場と、「動物には命がある」とする立場の溝は埋まらない。
政治という、人と人との関係づくりに、ここでも動物たちが利用されています。我が国でも、さまざまな事業計画や、人や動物の福祉、あるいは伝統文化などの名の下で、命ある生き物が利用される恐れは日常的です。
-----------------------------------------
人のために働き、人の役に立つ動物の飼い方と、
人のために働き、人の役に立った動物との関係。
-----------------------------------------
●東京目黒区は「ネコの飼育ルール」をまとめた。
↓その裏には・・・
◇猫のふん尿や無責任な餌やりなどのトラブル解決も目的。
↓つまり・・・
人のために働き終え、人の役に立った後の動物との関係保全という側面があり、
↓その一方で・・・
◇犬にはつなぐなど、狂犬病予防法や都条例の法規制。飼い猫にない飼育ルール策定に着手。「屋外に放すべきではない」「首輪などで識別できる工夫を」「不妊・去勢手術」などが主なルール。
↓そして・・・
◇人のために働き、人の役に立つ飼い猫から、これ以上放置される猫を出さないための工夫をしながら、既に放置された猫対策に地域猫を取り入れた。
↓しかし・・・
◆動物取扱業などには寛容で、人工的な繁殖や流通に新たな規制はない。一義的に「命ある」とされる愛護動物の猫を、猫を役に立たせた「人の立場の都合」から、飼い猫や野良猫や地域猫のほか、さまざまなネーミングに分類した。
↓一部には・・・
◆動物が命あるとする一義的な考え方からは割り切れない、との声も。
■┃関┃連┃ホ┃ー┃ム┃ペ┃ー┃ジ┃【条例・措置要綱・提言などについて】
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http://awn.adzoo.jp/awn/qa/qa_jorei_soti_kaisetu.html
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■福岡市と東京世田谷区条例、中央区の提言も、上のホームページからダウンロードできます。
■各地方自治の前段に位置付けられる、動物愛護管理法の見直し時期には、どのよ
うな見直し項目に、どのような意見が求められているのか?は下から‥‥
http://www.dobutu.net/qa/qa_ho_naosi.html
───────────────────────────────
最近作られた条例、措置要綱、提言などに共通しているのは、「動物が人の役にたち、人のために働く、離脱有体物」、という原則を貫いているところです。
いづれも、動物愛護管理法の見直しに際して重点項目に取り上げている、「法の精神の下で、地方自治体が動物取扱い業に対して、現行法よりもきめ細かく厳しい条例を措置にしなさい。」などという事態をうけた「動物が人の役にたち、人のために働く、離脱有体者」とする立場の、動物取扱い業の許認可条例などには、配慮していません。せいぜい登録制度に留まっています。
今、法改正という言葉に言い直されている、付帯決議による法の見直し事項で、「国がすべての事業者を統制することは難しいが、地方自治なら可能」と、国の議会もいっています。
「法による画一的で厳しい事業規制は、実行や執行の作業が困難。しかし、地域性に配慮する自治体条例ならば、法の精神に基づく厳しい規制を実行可能である。」‥‥と、読み替えられます。
ペットショップがない某地域の自然環境と愛護動物所管行政マンの「現時点で、もしそのような事業(※注釈・動物取扱業進出など)の計画を知ったらば、行政からのプレッシャーという対処を始めざるを得ない。」という意識に注目したいです。
そして、既にペットショップやそのほかの事業を所管する地方自治が「行わなければならない」のは、保護や救済を求める動物を発生させない施策の実行や執行と思えるのです。
それらの実行や執行の行政不作為から、不幸にも見捨てられた動物の保護や救済の設備の維持を「動物が命あるもの」と考える、国民の行為に委ねようと画策する地方自治体もあります。
万事やむを得ない事態によって、緊急避難的な所有権の放棄により引き取られた動物に対して、生存の機会を与える地方自治体の行政措置は、法令順守のもとで、条例等なくてもできることなのです。
地方自治体の条例や、措置要綱を定めるときに大きな影響力を示す「学識経験者」の中枢に、多くの場合には「動物は人の役にたち人のために働く離脱有体物」という原則と、それらに裏付けられた実業の社会の影響が強いためと思われます。
人の立場からの・・・【人のために働き、人の役に立つ動物】ということを、動物には「命あるものである」ことに限って、かんがみると・・・
【】かっこ内は、人の立場から・・・
【新聞の見出し】ウサギ抱き「温かい」児童が命の大切さ学ぶ(京都新聞/04.11)
【記事の要約】「地域いきものふれあい体験ランド」が、京都市内の小学校で。子どもたちがウサギを抱き、心臓の音を聞いたり。エックス線写真を使ったウサギの体の仕組みの解説も。児童や保護者約120人が参加。「ウサギの体はふわふわして温かかった。『生きてる』って思った」と児童の感想も。
●動物には「命あるものである」ことにかんがみる、ウサギの立場は???
(●↓印)
●日中から、120もの大勢の巨大な生き物に、抱かれたりいじくられたり・・・ふ~~っ、恐ろしくって、怖かった・・・
●ウサギの独り言[人が、人の心臓の音をナゼ聞かないのデスカ??][人は、ほかの人の体の温かさを知らないのデスカ??」
【】人の立場から・・・
【新聞の見出し】あらいぐま ズラカル 岸和田市(朝日新聞/04.11)
【記事の要約】アライグマが増えている。可愛らしい見かけによらず、気性は荒い。市街地でも捕獲作戦。アライグマは、本来日本にいない動物。ペットが捨てられた。アライグマ捕獲等実施要領施行。
【新聞の見出し】アライグマなど11種指定へ輸入、飼育規制外来種(共同/04.11)
【記事の要約】環境省で、哺乳(ほにゅう)類と鳥類の専門家会合。固有の生態系や人間、農作物に被害を与える外来種規制の「外来種被害防止法」対象種11種を指定。アライグマも。原則として輸入や譲渡、飼育、遺棄を禁じる。
●動物には「命あるものである」ことにかんがみる、アライグマの立場は???
(●↓印)
●ヒトに擦り込み(ペット仕立て)された時から、ペットで生きる覚悟をしたのデス。
●・・ああそれなのに、見知らぬ大地に捨て放されて、コロサレル・・・
【】人の立場から・・・
【新聞の見出し】愛犬と一緒に街を清掃 盛岡の市民グループ企画(河北/04.11)
【記事の要約】愛犬と一緒の清掃活動を企画。ふんを放置するなどマナーの悪い飼い主のために公園内への犬の入園禁止が増加。マナー違反を減らす清掃活動。
●動物には「命あるものである」ことにかんがみる、飼い犬の立場は???
(●↓印)
●法治国家で生きている「ヒト」に飼われた時から、法令順守に努めつつ、飼い主さんとの主従関係をわきまえようとしてイルノデス。
●・・それなのに、鑑札票を付けてくれない飼い主さんもマナーを嘆くノデス。
犬の法律・普及チラシは…
(※鑑札票等、規格サイズの変更案も↓↓↓)
■┃法┃見┃直┃し┃の┃ヒ┃ン┃ト┃【条例・措置要綱・提言などについて】
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http://awn.adzoo.jp/awn/qa/qa_jorei_soti_kaisetu.html
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どうぶつネットにゅーす 2005.01.20日号 vol.52
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■□■□ 続:動物の法の見直しと、法の実行・執行について ■□■□■
毎日のマスコミ報道を参考に、
「法の適切な実行」について考えてみました。
法律が、その法律を必要と考える国民にとって、あまり適切に使われていないことを、毎日のマスコミ報道からも推し量ることができます。
※動物関係のマスコミ報道は ↓ からリンク
http://awn.adzoo.jp/animals_law/
法の本来の目的と異なる法の使い方が、我が国では長い期間に渡って成長し、極めて普通の事になってしまいました。良い風潮と思えないのです。
マスコミ報道を参考に、無作為に記事を取り上げました。このテーマで連載予定です。
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●新潟県中越地震報道では、「避難先でペットは人間の癒やしになる」などと好意的。
○デモしかし → その前に、ペットと呼ばれる生き物も救済を待つ被災動物です。
●「避難所にはペットが嫌いな人もいる。迷惑にならないように飼うことが大切」と指摘する報道も。
○デモしかし → 飼うことと、保護管理とは違います。被災動物には保護と管理を。
◇その結果 → 新潟県中越地震被災地のペットに、余震におびえ食欲減退など、心的外傷後ストレス障害のような症状。「飼い主と一緒に暮らすことが一番」で、ペットと共生する仮設住宅建設の求めも。
※動物愛護管理法と災害基本法のコラボレーションに思いいたらないマスメディアも翻弄され、混乱する様子が報道記事ににじみ出ています。
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●介助犬に理解を深める支援フォーラムが東京のゲートシティ大崎で。(※ほかにもサービスドッグ関連の多数の報道あり。)
○デモしかし → その前に、我が国の歩行者用道路には、歩行に邪魔な物体が多く、大都市といっても道路のでこぼこも多い。(※ころころキャリーを引いて歩いてみると簡単に体験できます。)
国土バリアフリー化などの大きな問題が、ペット嗜好ブームの中の、介助犬補助犬などサービスドッグ気運だけでは足りません。
※適切に執行されていない動物愛護管理法や狂犬病予防法の現実から目を背けながら、世間のそれなりのペット嗜好風潮に身をゆだねたマスメディアの人気取りと見られても仕方ない。
ドラマ出演犬に、鑑札や済み票の装着は除外される、と大きな剣幕で言い放った、今話題の某巨大マスコミ人もいました。
お利口に導く賢い犬の盛り上がりを、それはそれとしても、国土のバリアフリー計画の本来の姿は、物理的な環境整備と、世間の人々の適切な意識の高まりとも言われ続けています。各種サービスドッグなどもその風潮を盛り上げる役割を果たしていますが、すべてを担える筈もありません。
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●ツキノワグマ全国に出没。滋賀、富山、愛知ほかの県知事と名古屋市長の中部圏知事会は、捕獲したクマを放す指針や、保護方針などの策定を求める緊急提言を国に。
○デモしかし → その前に、国は三位一体改革で国庫負担率の引き下げを検討。クマに限らず、動物対策費用の削減案が進む。
◇その一方で → 福井県では一度捕まり、標識を付け放された後、人の仕掛けた檻にもう一度捕まったクマを、県猟友会員が射殺。
◇またその一方で → 餌不足のクマに神戸市の小学生がドングリ集め。生息する森に自然保護団体が届ける。
※動物からの侵害を訴える国民と、動物に命あると考え行動する国民の狭間のマスメディアは、どちらの国民の精神や行動の保護に肩入れするのか、ここでも翻弄と混乱が見え隠れしています。
↓人が侵してしまった環境の保全をはかるためとはいえ、一度は人の役に立たせた動物の生理や生態を、またまた人の作為でもう一度変えてしまう恐れもなんのその、というニュースも。
●長野県の忠犬特区という方法。犬を山里に放して、クマ・猿・イノシシなどの鳥獣被害対象と呼ばれる動物を、犬を使って人の環境から追い払わせるというものらしい。
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※動物愛護先進といわれるイギリスの、動物実験施設の建設中断のほんとの理由という報道の、隠された裏側事情を探ってみると・・・。
●オックスフォード大学が建設する最先端の動物実験施設。動物愛護グループは、建設中止を求めて抗議活動。今年7月に工事が中断。法律の範囲内で可能な限り抗議行動を行う、という動物愛護団体関係者の談話も。
○デモしかし → 穏健な抗議活動だけで建設は中断しない。中断は、過激なグループの脅迫が原因。とニュースが続き・・・
◇過激と呼ばれたグループが建物を襲撃した様子も報道。建設業者や、その株主にまで執ような嫌がらせや脅迫を行ったことや、建設会社が脅迫を受けて工事中断したことを伝え、
◇動物愛護法に基づいて、動物実験でしか得られないデータを取る場合にのみ実験を行う。この実験がなければ臨床試験前の薬の安全性は確認できず、新しい薬は生まれない、などのメッセージを載せ、
↓最近も研究者の自宅が攻撃され、自家用車のガラスが割られ、脅迫状も届いた。
↓製薬など最先端技術の産業は、イギリス経済の大事な柱。
↓脅迫、嫌がらせという暴力的な抗議活動を受けて、イギリスではこれ以上の研究投資はできないと悲鳴を上げている会社がある。
↓政府内にも危機感があり、内務省は厳しい取り締まり法案を検討中。イギリスの将来に大きな不安をもたらしています。
※つまり → ~~~だから、動物実験を否定できない。とニュースがいっています。
↓その理由は → イギリスの動物愛護法で実験動物の福祉や規制をそれなりに定めているので、動物実験が行える。
↓その結果 → 動物には命があるなどの法の精神と異なり、動物は人の役に立ち、人のために働くのだけれども、度を超えた動物への福祉違反はいけません。という理屈が通り、
↓動物の福祉を法律で決めたのだから、その範囲の行為には動物愛護団体といえども沈黙しなさい、・・などと国家がいうのですが、動物には命があるのだから、人の都合で人の作ったそれなりの規則に従って、沈黙などできません・・・
↓・・・などとして、沈黙を破り、なんらかの行動を起こす動物愛護団体を、国家に背くテロリストの烙印で、ブラックリストに組み込みます。
※海外でテロリストの烙印を押された動物愛護団体と、我が国内で関わったとされた邦人メンバーが、我が国の公安に取り締まられたニュースも耳新しく残っています。
○デモしかし → 実験動物がいなかった時代の人類も滅亡しなかったという考えも・・・
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※動物愛護法施行時の付帯決議による、法の見直し時期がせまってます。法に何を求めなければいけないのかを考えるチャンスです。
◇例えば人の教育の具体的な実行のその前に、教育基本法があり、環境問題を執行する法律や条例の、その前にも環境基本法があり、災害対策条例の前段には災害基本法があります。
◇数々の動物に関係する法律の中の、動物愛護管理法を動物基礎法などと呼ぶ場合もありますが、人の役に立ち、あるいは自然の中で生き、又は畜産のためなどのすべての動物に関係する基本法ではありません。動物の置かれる立場で、あてはまる法律も変ります。
●そこで → 動物には命があるという精神で作られる、動物基本法があったと仮定してみます。
その結果 → 災害時の被災動物対策が今と違ってきます。
→ 人の役に立ち、人のためにだけ働く動物風潮に、適切な答えが出せます。
→ 自然環境の動物を侵す、人の作為を防ぐ気運が浮かびます。
→ 実験、畜産のほか事業に用いられる動物の生き方が変ります。
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某動物愛護先進といわれる海外のように、動物には命があり、人との適切な関係づくりに配慮されるなどと考えながら、決して沈黙しない者たちをテロリストと呼ぶのか、あるいはそうしない方法を人間の知恵で思い付くのか?
我が国の近未来は果たしてどうなのでしょうか?
法の見直しに際して、適切な法律を必要と思う者たちの精神を活かし、動物が命ある、と考え活動する者たちの行動を保護できる内容にならなくては、法の下での国民の公益性が保たれません。
法の文章や文言の言葉尻を探しながら、法の本来の目的から掛け離れて使いまわす人たちの、見え隠れする魂胆に惑わさてしまいそうな勢いが舞ってます。
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●動物愛護管理法見直しのヒント、【その1】
但し、動物基本法と位置付ける場合の項目部分として、我が国にもあったらいいのになぁ、と思われる法律の一部。
譲渡の定義/飼い主の終生飼養の責務に反し、他に方法の見つからない、やむを得ない事態としての所有権の放棄に伴う緊急避難措置。
事業等の定義/動物を人の役に立たせ、人のために働かせる作為的行為。
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|(愛護動物の譲渡) |
| |
| 愛護動物の所有者は、所有者と異なる事業等に用いる目的の者に、 |
| 愛護動物を譲渡してはいけません。 |
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どうぶつネットにゅーす 2004.12.14日号 vol.51
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□■□■ 三位一体のしわよせ 続:法律を考える □■□■
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残念ですが我が国には動物に命あるものとする、動物基本法がありません。動物関係法令の改正に努め、動物個体の福祉や健康を人が守るときに、遵法の壁が立ちはだかります。
しかし、現行法を使い回すことにより、動物を愛護する人の心や公序良俗、動物を愛護する国民の公益性や秩序を保護することができます。
単なるロマンチックな動物好きと思われるのが、公益性や公共性の判断基準なのか? あるいは人と命ある動物との極めて適切な関係づくりを目指すのが判断基準なのか?
世間の風潮は、動物にまつわる生々しい実業の社会も巻き込んで、前者の気運を盛り上げる動きが活発です。
国民の公序良俗の基礎となる標準を見極め、公益性や公共性を判断する適切な基準が見失なわれています。
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【事例1・三位一体のしわよせ】
●地方自治体の予算計画をうけて、国が地方公布税を各自治体に、国民の税金から支払います。
●地方公布税から、地方自治体が補助金などとして住民に実際に支払った金額が、国に提出した当初の予算計画額よりも合計で7~8兆円ほど多いことを国が指摘しました。
●公共サービスとして不適切と思われる項目を、地方公布税の「水増し」や「使い回し」などといい、例えば、合コン・仲人への謝礼・模範となる者への海外旅行補助・中心街への無料ハイヤー運行・出産、入学、卒業、就職、結婚、敬老祝い金・ケーブルテレビ加入料補助、などです。
●新聞記事の締めくくりで「中にはペットの不妊・去勢手術補助という例もある。こうなると手厚いサービスというよりも、行政モラルの喪失ではないか。」とコラムは酷評しています。
※以上の新聞コラムを引用したホームページは…
http://awn.adzoo.jp/awn/snj/snj_sinbunronsetu.html
【事例2・補助金審査委員会】
●地方自治体は、補助金などの使い道が適切かどうかを、数人の学識経験者や有識者などがメンバーになる、補助金審査委員会などを決めて、その審査報告に基づいて判断することもあります。
●東京新宿区では、補助金制度の見直し状況等を審議するため、学識経験者、公募による区民7名の「新宿区補助金等審査委員会」を設置し、区単独補助金制度を中心に見直しを行いました。
●この審査会議で、野良猫問題は猫の飼い主責任に限るものと断定され、野良猫の手術費助成制度を、「気持ちはわかるけど、問題のある制度」と結論しました。
※詳しいホームページは…
■意見募集中・サインオンサンプルレターあります。■
http://awn.adzoo.jp/awn/snj/index.html
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今からさかのぼる昭和25年は、未だ野犬狩りなどといわれた時代です。狂犬病予防法が施行され、狂犬病の撲滅を目的に感染の恐れの有る犬や動物を殺すため、この法に準拠して致死処分施設が作られました。
それから二十数年後、動物保護管理法(現・動物愛護管理法)が施行されました。
手にする犬やねこの「終生飼養」「繁殖制限」「適正飼養」などが、動物を取扱いまたは飼う者の法令順守義務として公共性の判断基準になりました。「遺棄・殺傷・衰弱虐待(平成12年に一部改正)」などの行為者は処罰対象です。
公共性に心配りしながら動物を手にする者の法令順守義務は、ロマンチックな動物嗜好の気運を受け、また、実業社会の勢いも巻き込みながら見逃されて続けました。
その結果、現在でも狂犬病の撲滅を目的に作られた設備で、狂犬病の恐れのない余剰動物を殺し続けています。その経費は国民の税金です。
また、犬を取扱いまたは飼う者に対して、罰則のある義務とされている鑑札登録票の装着実績は数%ともいわれています。義務を知らない、ロマンチックな動物嗜好と揶揄されるゆえんです。
殺される多くの動物たちは、人の役にたつことを目的に、一生涯に渡り飼い続けられないことを知る人の手で繁殖させられて譲り渡され、やがて見捨てられる動物や、その命ある動物たちの生命力で生まれた子孫に原因しています。
動物愛護管理法に極めて厳しく準拠するときに、「万事やむを得ない事態による所有権の放棄に伴う緊急避難措置として引取る犬を、地方自治体で保護及び管理をし、生存の機会を与える」ことができます。
飼養の継続や譲渡など生存の機会を与える事業が、極めて煩雑で困難なため、地方自治体も消極的です。行政が消極的にならざるを得ない程、困難でリスクの高い事業を国民にゆだねる気運も高まっていますが、まずその前に、行政で規範を示さなくてはいけません。そのための税金は根拠法により地方自治の裁量権でも拠出できます。引取った動物のアニマルシェルターを、公共性に配慮する地方自治体が設置してもよいのです。
人の与えた役目を終えた狂犬病に感染していない余剰動物を、安易に引取り税金で殺し続けています。
法により、生きる機会を与えられなければならない動物も、税金で殺されています。
動物を殺さないためには、産ませない方法が有効とされています。
動物に関わる実業の社会に「終生飼養」や「繁殖制限」を徹底してはならないという動物の法令はありません。ロマンチックな動物嗜好や、人の役に立つ動物への要求のほか、公共性を思う時に職業選択の自由にも配慮され、動物を扱う者に対する厳しい法規制には、国ですら及び腰です。
公益性に、極めて慎重な心配りを続ける地方自治体が、法の実行を目指した普及や啓発に努め、思いあぐねた唯一の方法が「繁殖制限費用の拠出」だとするならば、行政モラルの喪失ともいえません。もちろん、趣味嗜好の目的でペットを手にする飼い主は自己責任も果たさなければいけません。
国家戦略ともいわれる、生物多様性と地球環境などの大きなテーマを思うとき、身近なペットが解決のヒントを与えています。
言い尽くされた言葉です。
「手にした動物を一生涯、適切に飼い続ける。」「産ませても飼い続けられないときは繁殖をコントロールする。」
狂犬病に感染する恐れのない動物や、人が見捨てた余剰動物を、短絡的で安易に税金で殺し続け、行政が生きる機会を与えなければならない動物も見捨てているからです。
愛護動物遺棄犯罪には、未だ未だ警察の執行もおよそ及びません。犬を飼いまたは扱う者の義務である、鑑札や済票の無装着を犯罪行為と認識するなどには出会ったこともありませんが、別件逮捕に使われました。
動物を取扱い飼う者たちの果たさなければならない法令順守義務の徹底しない時代の中で、せいぜい「繁殖制限」をそれなりに強く進める程度が、我が国の動物文化事情です。
「チワワなどの小型犬に、鑑札や済票の装着は現実的で無いから、マイクロチップはいかがでしょう。」と、埋め込み技術をセールスした、国家資格を有する若い学識有識者と出会ったのも現実の社会です。
(※現行法上のコンプライアンスにそった、人と動物との適切な関係づくりをテーマにしています。マイクロチップの有効性や、狂犬病予防注射のテーマと異なります。)
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適切な動物愛護の普及啓発を目的に、ポスターチラシをメールマガジンプリント
版にしました。ダウンロードの上ご活用ください。.pdf形式A4サイズカラー
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