大・小、イベント情報です。

2004 平成16年10月23日(土)
猫苦情個別相談会/新宿区戸塚特別出張所集会室/午後2時〜4時まで
内容/猫に関する苦情なんでも相談及び地域ねこ対策説明/個別相談です。
主催:新宿区保健所/協働・協力:NPOねこだすけ

●飼い主のいない猫が多い地域の、区役所出張所が会場でした。
「猫にえさをあげている皆さんに〜〜〜
 猫が嫌われ者にならないために、お願い」〜〜が掲示されています。
●ご相談件数およそ26件、ご来場人数およそ50名。
●個別相談を保健所職員3名と、ねこだすけヘルパー6名で受けました。
●地域で活動する「地域ねこグループ」数名も、ご相談者の立場でご参加。

●苦情の主な内容は、数十年もの間、住環境に飼い主のいない猫が居続け、状態が改善されないことと、ふん尿やえさやりについてです。

●近隣の地域ねこグループの広報活動も浸透しているため、多くの住民に「ねことの共生」についての理解もあるのですが、ねこの数の多さと生活侵害苦情対策の具体的な効果を強く求められました。苦情を持つ人が設置する、屋外のねこトイレの作り方や、侵入防止の方法等についてもご理解が深まりました。

●すごく大きな課題もクローズアップされました。
 ねこの世話をする人の、トラップ(保護)ニューター(手術)リターン(返還)の実行と、ねこの数のバランスです。
 地域の住民と、ねこの世話をする人の「地域ねこプラン」についての「合意形成」がまだまだ整っていないこともあり、手術行動への住民との協力体制も今後の大きな課題となっています。


●苦情側の方々からは、「合意形成」のもとで、「協力」をする「意志表明」も多くありました。総論はほとんどの苦情側の方々も、ご了解です。


●ねこの世話をする人たちが「ねこの健康維持」と「地域環境問題」の両方の側面から、根本的な問題解決にあたるためのきっかけ作りになりました。

●住民組織などとの協力体制づくりの必要性が浮き彫りになりました。他の地域の成功事例に従う場合、これからは具体的な地域を絞りながら、住民との合意形成を進め、トラップ(保護)ニューター(手術)リターン(返還)と共に、その効果の上がった地域を前例に、他の近隣の拠点に広げることになります。

◆町内の「地域ねこグループ」の活動から具体的な効果を引き出すためには、地域住民と共に「総論」を具体化する目的の、「合意形成」活動の欠かせないことと、ねこに思いを寄せる都市生活者には、「飼い主のいない猫の健康維持」と、「周辺生活環境の保全」の切り離せないことを目の当たりにさせられた苦情相談会でした。(平成16年10月)




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